2015年1月15日木曜日

明けましておめでとうございます

大変遅くなりましたが、新しい年を迎えました。
本年も皆様にとりまして素敵な一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。私にとってこの時期は家族と過ごす大切な時間になります。九州の主人の実家へ帰省し、義母と共にその家の味で正月料理を準備。1年に1回のことで思い出すのに大変時間がかかるのですが、伝統の味を継いでゆくということは日本の素晴らしい習慣の1つであると思いました。

さて、そろそろ頭を切り替え、少しばかり英語の話題に触れたいと思います(笑)
現在英語は小学校5・6年生で必修化されていますが、2020年までにその学年も引き下げられる予定です。そんな流れを受け、英語の必要性も加速度を増しています。そんな背景を感じるニュースがあったのでシェアさせていただきます。

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中学入試に英語増加 小学校の「教科」化受け 今春、首都圏30校以上

2015年1月1日
朝日新聞 朝刊

 英語を入試に取り入れる私立中学が増えている。模試の実施機関によると、2015年入試で英語を導入するのは、帰国生限定を除いても首都圏だけで少なくとも32校にのぼるという。小学校で英語学習が本格化し、今後さらに進むことを見越して導入が加速している。
 昨年12月、横浜市の桐蔭学園であった中等教育学校(男子)と中学校(男子部、女子部)の入試説明会では、保護者ら約800人が初めて入試科目となる英 語の説明に聴き入った。担当教員は、英作文の問題も出ることなどを説明し、こう締めくくった。「これからは大学入試に通用する力とともに英語を使いこなす 力をつけていくことが重要」。英語は2月2日の午後入試にだけ選択科目として導入し、英検3級レベル(現在の中学卒業程度)の語彙(ごい)や読解力が必要 で記述式も出題するという。
 「小学生のうちから英語を頑張っているお子さんのニーズに応えたい」と桐蔭学園の山木亨教務部長は言う。説明会に来た神奈川県藤沢市の40代の会社員男 性の一家は昨年3月まで約4年間、米国で暮らした。小6の長男の受験を検討中だが、「一般入試でも英語が選べるとチャンスが広がる」と男性は喜ぶ。
 背景にあるのは小学校での英語学習の本格化だ。11年度に5、6年生は英語が必修になった。文部科学省は13年12月、授業を3年生からに早め、5年生からは教科とする改革計画を公表した。英会話能力の向上をねらい、18年度からの段階的実施を目指す。
 東京都市大付属中(東京都世田谷区)は新たに英語、算数、作文(日本語)の3科目による「グローバル入試」を始める。問題のレベルは英検準2級から2級程度で、筆記のみ。小野正人校長は関心の高まりを感じているという。
 試験は筆記だけとは限らない。語学教育に力を入れる「グローバル特別進学クラス」を15年度に新設する神田女学園中(東京都千代田区)。入試科目の英語 では、筆記とリスニング問題を出す予定だ。帝京中(東京都板橋区)は約20年前から英語を選択できる入試をしている。筆記のほかリスニングも出題するとい う。
 中学入試の3大模試の一つ、「首都圏模試」を実施する首都圏模試センター(東京都千代田区)によると、15年の一般入試の科目に英語がある首都圏の私立中は32校。このうち15年から取り入れる学校が13校と4割強あるという。
 北一成・教務情報部長は「これからの社会に求められるグローバル人材の育成を先取りする動きだ。取り入れる学校はますます増える」とみる。
 ただ、文科省の有識者会議は昨年9月、「アジア・トップクラスの英語力」を目指してさらなる改革を求める一方、中学入試への英語導入については「学習者に過度の負担とならないよう十分に配慮し検討が必要」としている。(片山健志、岡田昇)
 ■<考論>受験者層広げたい?/読解に偏る恐れ
 中学入試への英語の導入には、様々な意見があがっている。
 受験事情に詳しい安田教育研究所(東京都港区)の安田理さんの話 導入している各中学校には、英会話は習っているが、進学塾に通っていない子も受けやすくし、受験者層を広げたい思いがあるのではないか。
 全国小学校英語活動実践研究会長を務める藤村徹・京都市立大宅小学校長の話 小学校英語はコミュニケーションの楽しさを体験するのが狙い。それなのに文法や単語の知識が必要な筆記試験を入試で出せば、子どもはそのための勉強をせざるを得ない。
 東進ハイスクール講師を務める実用英語推進機構の安河内哲也代表理事の話 中学入試の問題は、大学入試をモデルに作ることが多い。読解に偏った今の大学入試の悪い点が反映されるおそれがあり、現状では絶対導入すべきではない。
 ■私立中入試への英語の導入例
 <男子校>
 ◇聖学院(東京都北区)
 英語選抜入試 帰国生以外は英検3級以上の取得者が対象。準2級以上の取得者は筆記試験を免除し、英語による面接のみ
 <女子校>
 ◇大妻嵐山(埼玉県嵐山町)
 セレクト・帰国生入試 国・算・英から2科目選択
 ◇大阪薫英女学院(大阪府摂津市)
 受験方式が3種類から選択でき、このうち3科型は国・算・英
 <共学>
 ◇郁文館(東京都文京区)
 グローバルリーダー特進選抜入試 国・算・英から2科目を選択
 ◇開智日本橋学園(東京都中央区)
 総合型入試 国・算のほかもう1科目は、理・社・英から選択
 ◇公文国際学園(横浜市)
 A入試 国語・算数・数学・英語から1科目選択
 ◇三田国際学園(東京都世田谷区)
 インターナショナルクラス 国・算・理・社か、国・算のほか、英語1科目でも受験可能。英語選択者は英語による面接も
 ◇神戸龍谷(神戸市)
 英進グローバルコース 国・算・英から1科目を選択

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